中には生きる意味など考えたことも無い人もいるでしょう。生命を維持するために必要な食糧を得るために働くという人もいるでしょう。実際、過去の人類のほとんどはそうでした。私は、この世に生を受けるということは、それ自体が大きなチャンスをもらったのだと思っています。そして、せっかくチャンスをもらったのなら、少しでも楽しく意味のある人生を送りたいです。目標を同じくする同志と、出来るだけ多くの意味のある時間を過ごしたいです。

当社は、日本と世界の距離を縮めるというゆるぎないミッションがあります。同時に、現在存在する営利会社やNPOという枠にはまらないNPBOという新しい組織の成功モデルとなり、世界中に広めるという、もし達成出来たら人類史に残るであろう大きな目標も持っています。別の次元で言うと、私たちの組織が目指す世界は「出島」つまり既得権益のない世界です。最近のわかりやすい例は、テレビという「出島」が衰退して、YouTubeが出てきました。私たちのビジネスの世界でも、限定された範囲に固定化された既得権益をぶち壊して情報を適切に民主化することで、イノベーションをスピードアップさせていきます。人生を期限のあるゲームに例えるならば、わたしはこの目標設定、ゴール設定に満足しています。従って、何より貴重な自分の時間を使う意味があると考えています。そして、仲間と一緒にゴールを達成してハッピーエンディングを迎えるために、毎日楽しくゲームをプレイすることを望んでいます。

株式上場のデッドラインまであと6年7ヶ月となりました。以前から申し上げている通り、このデッドラインを過ぎて目標を達成出来なければ、私にとってこの組織でのゲームはオーバーです。上場も簡単なことではありませんが、あまり簡単過ぎるゲームも面白くありません。時間制限というルールの存在がゲームに緊張感を持たせて面白くするので、私はこのルールに従って、今年も精一杯ゲームを楽しむつもりです。

折角の人生をどう生きるも、一人一人の自由です。この組織で一緒にゲームに興じるもよし、他に生きがいを求めるもよし、です。ただ、ここにいるみんなが貴重な残り時間を無駄にせず、自分らしく意味のある人生を過ごされたら良いと思います。それが、幸せな人生ということではないでしょうか。目標に向かって進む時間をわたしは楽しく感じます。人の価値観はそれぞれですが、死ぬ寸前に自分自身が後悔をしないように生きていきましょう。年始にあたり、少し自分の人生の意味を考える機会を持つのもいいのではないでしょうか。

以上にて、2020年の年始の挨拶とさせていただきます。今年も宜しくお願いいたします。